アイルランドで銀行口座開設

アイルランドの語学留学やワーキングホリデーで銀行口座を作るには?

かつては3か月以上の語学留学生であれば、語学学校のサポートを受けて比較的簡単に現地の銀行口座を開設できたのですが、口座開設のハードルは年々高くなっています。

居住エリアによっては(特に地方都市の場合)、2019年現在でも3か月程度の短期コースで銀行口座を開設ができるケースもあるようですが、原則としては「6か月以上の長期アカデミックイヤープログラムの入学許可証」と住所証明用の「アイルランドの現地保険会社が発行した住所・名前入り保険加入証明書」の提示を求められます。

郵便局の通帳
アイルランドの郵便局の通帳

アイルランドの銀行は通帳がなく、
定期的に残高明細が発行されます

アイルランドの銀行口座の開き方

6か月以上の長期語学コースを受講する場合

・パスポート
・アイルランドの保険会社が発行した住所、名前入りの保険証書(住所証明用)
・語学学校からのサポートレター
が必要です。

実際に口座の開設ができるかどうかは銀行の担当者次第の部分が大きく、同じ支店でもある窓口では断られたけれども隣の窓口で手続きをしたら開設できたり、翌日別の担当者に頼んだらできた、などあまりはっきりした基準はないようです。困ったときは学校のスタッフさんに相談してみましょう。

ワーキングホリデーで滞在する場合

・パスポート
・PPSナンバーの通知文書など、アイルランドの公的機関が発行した現住所入りの書類
・状況により、雇用主が発行した雇用証明書類 など

が必要です。

ワーキングホリデー中に銀行口座を開設する際の難関は「公的な住所証明が取りにくい」点です。ホストファミリーやシェアハウスでの滞在ではご自身名義の光熱費請求書などが入手できないので、社会保障番号(PPSナンバー)の通知レターを公的な住所証明に使うのが一番簡単でしょう。

PPSナンバー申請にあたっては、まず最初に仕事を見つけて雇用証明書を発行してもらう必要があります。発行されたPPSナンバーは居住地に郵送で通知され、この通知書とパスポートを銀行へ持参して口座開設の手続きを行います。

アイルランドで銀行口座を開設し日本からお小遣いなどを送ってもらう

無事にアイルランドで銀行口座が開設できたら、日本のご家族等から生活費を海外送金してもらうことも可能です。国際送金は各銀行所定の海外送金手数料がかかりますが、まとまった資金の移動にお得です。

アイルランドへ国際送金をする前には、口座を開設したアイルランドの銀行の窓口(またはインターネット検索など)で「IBANコード」と呼ばれる国際送金用のコード番号をご確認下さい。

日本からアイルランドへの国際送金にはIBANコードのみでも送金できるのですが、日本の銀行の窓口によってはスイフトコード(BICコード)や支店住所などの詳細も尋ねられることが多々ありますので、下記の項目全てを確認しておくと手続きがスムーズです。


・銀行名 (Bank name)
・支店名(Branch name)
・支店住所(Branch address)
・口座名義(Account name)
・口座番号(Account number)
・IBANコード (IBAN code)
・ソートコード(Sort code)
・スイフトコード(SWIFT code)
・支店電話番号(Branch phone number)
・受取人住所 (Beneficiary address)

★ 留学完全ガイドの準備編・国際送金方法もご覧下さい。

アイルランド留学完全ガイド
留学準備 編
出発 編

留学中 編

アイルランドのATM利用法

国際電話とインターネット

学生ビザ延長と外国人登録

銀行口座開設

国際学生証の作り方

語学学校の延長と転校

留学中の日本語サポート

帰国 編


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