アイルランド コーク旅行写真集

アイルランド旅行
コーク州 (Co. Cork)

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コークは州全体の人口約45万人(うちコーク市内は約13万人)のアイルランド第二の都市で、マンスター州の中心として7世紀に開かれた商業の町です。

ダブリンほどの大都市ではありませんが、最近新しい産業が発展しつつあり、現在も人口が増え続けています。

アイルランドでは珍しく、年間を通じて穏やかで暖かな気候に加え、コーク周辺には歴史的な名所、景勝地、リゾート地などがたくさんあるので、アイルランド国内はもとより、ヨーロッパ中から年間を通してたくさんの観光客が訪れます。コーク西部のキラーニー国立公園、ケリー周遊路、ディングル半島への基点にもなります。

コーク市内には大きな大学があるため学生の姿も多く、町中ではジャズや映画、演劇など一年中様々なイベントでにぎわっています。 2010年には世界的に定評のあるガイドブック「Lonely Planet」が選ぶ「世界の観光都市トップ10」にもランク入りし、毎年多くの観光客が訪れます。

アイルランド人が親切でおしゃべりなことは世界でも有名ですが、中でもコークに住む人々は”歌うように話す”独特のコークアクセントを話し、フレンドリーであると言われています。

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コーク(Cork)へのアクセス

飛行機 飛行機
コーク空港は市内から南へ約8km、車で約20分。タクシーを使うとコーク市内まで約13ユーロ
アイルランド・コーク旅行
タイタニック号最後の寄港地コーブ

バスエーランが市内のパーネル・プレイスParnell Placeにあるバスステーションとコーク空港間を結んでいます。(平日45分〜1時間間隔、日曜は4往復、約3ユーロ)

また、キンセール〜コーク間を走るバスもコーク空港を経由します。
(平日一日10往復、日曜は3往復、約3ユーロ)

*ダブリンから 一日約8便(土日4便) 所要時間40分〜1時間

電車電車
鉄道駅(ケント駅 Kent Station)はリー川の北岸、ロウアー・グランマイア・ロード Lower Glanmire Rd. にあります。駅から市内の中心部までは川を渡って徒歩で10分程度です。駅には手荷物預かり用のロッカー(24時間)もあります。

*ダブリンから 一日約8便 2時間45分〜3時間30分 約44ユーロ
*ウォーターフォードから 一日約5便 2時間5分 約23ユーロ

コークバスターミナル
コークのバスターミナル

バスバス
バスエーランのバスステーションはリー川の南岸、中洲地帯のほぼ東端に近いパーネル・プレイス Parnell Place にあります。都市間を結ぶバスだけでなく、キンセールやブラーニーなどコーク近郊の町やコーク空港行きのバスもここで発着します。

*ダブリンから 一日約12便 4時間30分 約17ユーロ
*ウォーターフォードから 一日約13便 2時間15分 約13ユーロ
*キンセールから 一日約10便(日曜3便) 50分 約5ユーロ

自転車レンタサイクル
リー川の北岸、シャンドン・ストリート Shandon St. とブラーニー・ストリート Blarney St.の交差点付近にあります。
Cycle Scene 396 Blarney St. 一日約13ユーロ/1週間約50ユーロ

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コーク(Cork)市内の旅行名所

コーク
コーク市内中心

アイルランド・コーク
市内を流れるリー川

コーク市内の中心地はリー川の2つの水路にはさまれた中洲一帯と川沿いのエリアに開けています。

ショッピングの中心地はセント・パトリック・ストリートSt. Patrick St. 周辺で、たくさんの店が集まっています。レストランや流行のショップなどはセント・パトリック・ストリートの北側、ヒューノット・クオーター Huguenot Quarter と呼ばれるエリアに密集しています

ツーリストオフィス
コーク市内の最新情報だけでなく、コーク州や隣のケリー州全域の観光情報が手に入ります。

アイルランドコーク
コーク市内の中心部 

ここではレンタカーの取り扱い、コークからの観光ツアーの手配、宿泊施設の予約もできます。(手数料約3ユーロ、デポジットは宿泊料金の一割が必要)。
その他、ギフトショップも併設しています。

6〜9月のみ、セント・パトリック・ストリート St. Patrick St. とウィンスロップ・ストリート Winthlop St.の交差点にあるコーク市の観光ブースがオープンします。コーク市内の観光情報が中心ですが、ここでは無料で地図やパンフレットがもらえます。

コーク市内からのツアー
6〜8月のみ、コーク市内をオープントップバスで回る3時間のツアーと、コーク市内からブラーニー城へ向かうバスエーランのツアーが催行されます。詳細はバスステーションにあるバスエーランのオフィスでパンフレットなどがもらえます。

また、5月後半〜8月の間はガイド・フライデー Guide Fridayがグランド・パレード Grand Parade にあるツーリストオフィス前から、コーク市内を巡る乗り降り自由のオープントップバスを運行しています(料金約11ユーロ)。

イングリッシュ・マーケット English Market

中洲の南側に位置するサウス・モール South Mall 、セント・パトリック・ストリートとサウス・モールを西端でつなぐグランド・パレード Grand Parade 周辺には、イングリッシュ・マーケット The Old English Marketと呼ばれる古い市場や小さな店が集まっており、見て歩くだけでも楽しいエリアです。


イングリッシュマーケット
2階はカフェになっています
        イングリッシュマーケット
簡単な日本食材を売っている食料品店
       
コーク市内のコンサートやライブ、イベントなどの
最新情報掲示板もあります

イングリッシュマーケットでは、肉・魚・野菜などの生鮮食料品をはじめ、日本やアジアのインスタントラーメンや調味料、お菓子などの食材を購入することも出来ます。

聖フィンバー大聖堂 St. Finn Barre's Cathedoral
アイルランド教会(プロテスタント)の大聖堂です。7世紀に聖フィンバーがこの地に教会と神学校を建てたことがコークの町の起源といわれています。

ウィリアム・バーグスの設計により1879年に新たに立て直された大聖堂は、フランス・ゴシック様式の3つの尖塔と内部のビクトリア朝インテリアがとても美しい建物です。特に目を引くのは、会堂内の大きな説教壇と1935年に描かれた色鮮やかな内陣の天井です。

西端のばら窓には天地創造の図、側壁の最上段の窓には十二宮のシンボルが描かれています。また1690年にコークの町が包囲された際、古い大聖堂に打ち込まれた砲弾のあとも残されています。
夜は大聖堂全体が美しくライトアップされますので、夜の散策の時に立ち寄るのもよいでしょう。

アイルランド
港町のコークは坂の多い町です

クロフォード市立美術館 Crawford Municipal Art Gallery
ジャック・イエーツやショーン・キーティングなどのアイルランド近代絵画作家の常設展の他に、イギリスやフランスの有名作家の作品も展示されています。様々な特別展も随時開催されています。
ビーミッシュ&クロフォード醸造所 Beamish & Crawford Brewery
South Main Street
醸造所内のガイドツアーが行われています。ツアーの最後にはビールの試飲も楽しめます。
シャンドン地区
コークの北側に開けたシャンドン地区は古い下町の雰囲気を残したエリアです。
聖アン教会 St. Ann's Church
John Redmond St. Shandon,
18世紀に建てられた階段状の不思議な形の鐘楼が目を引く聖アン教会は、1690年に一度破壊され、1722年に再建されて今の姿となっています。コークのシンボルともいえる鐘楼は1750年に完成したものです。サケの形をした変わった風向計は、この地方の修道士たちがリー川のサケを捕獲する権利を持っていることを示すために選ばれたといわれています。

現在は37メートルの鐘楼を登って鐘を鳴らすことが出来るようになっています。教会内部には17世紀の聖書や詩人ジョン・ドンの書簡などの古書コレクションも展示されています。

バター取引所跡 The Butter Exchangeとコーク・バター博物館 Cork Butter Museum
コークはかつて世界のバター取引の中心地として繁栄し、ここで格付けされたバターはヨーロッパ、インド、南アメリカ、オーストラリアなど世界各地に輸出されていました。1770年にオープンした取引所は第一次世界大戦のあと、不況により1924年に閉鎖されましたが、現在建物の一部がバター博物館として開放されており、アイルランドの酪農の様子、バターの取引やバターの製造方法などを歴史的に紹介しています。
また、同じ建物内にはシャンドン・クラフト・センター Shandon Craft Centre があり、みやげ物のショップ、様々な工芸品の工房、カフェなどが並んでいます。
アイルランドコーク旅行
高台からはコークの町を一望できます
コーク大学 University College Cork
コーク大学は、1849年に設立された伝統あるアイルランドの名門大学の一つです。キャンパス内にあるホーナン・チャペル Honan Chapelは1915年に建設された礼拝堂で、美しいステンドグラスと細密に施されたモザイクの床は一見の価値ありです。
フィッツジェラルド公園 Fitzgerard Park
コーク大学の北側、リー川の2本の水路にはさまれた中洲にある広大な公園。敷地内にはコーク博物館があり、コークの町の歴史を紹介する多くの貴重な品々を見ることが出来ます。
コーク市刑務所 Cork City Gaol
Convent Ave., Sunday's Well

フィッツジェラルド公園から北に向かって坂を上った先にあるコーク刑務所は、1824年から1923年まで、実際に刑務所として使われていた建物です。入り口でヘッドフォンステレオをもらい、ガイドテープに沿って刑務所内を見て回るシステムになっています(日本語のテープもあります)。実際の独房を再現したコーナーもあり、刑務所の歴史や当時の囚人の生活ぶりなどがうかがえます。

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コーク郊外の旅行名所

ヨール
ヨールの灯台
チャールズフォート
チャールズフォート
キンセールの町外れにある古い要塞

コーク州には多くの観光名所がありますが、中でもウエストコークと呼ばれるエリアは、温暖な気候と美しい景観でアイルランド人にも人気の観光地となっています。

キンセール (Kinsale)
キンセールは、コークの南、車で約1時間ほどのところにあるキンセール湾を中心として広がるかわいらしい町です。キンセールの町中にはカラフルな建物や小さなアンティークショップ、ギフトショップなどが立ち並び、見ているだけでも楽しめます。
キンセール港
キンセール港
キンセール
キンセールの町並み

また、キンセールはシーフードで有名なアイルランド食文化の中心地としても知られています。

港近くのパブのなかには、レストランを兼ねて食事を出しているところもあり、リーズナブルな値段でおいしいシーフードが食べられます。

ブラーニー (Braney)
ブラーニー城
ブラーニー城
15世紀に要塞として建てられたブラーニー城は、城の頂上に「ブラーニーストーン」と呼ばれる有名な石があり、この石にキスした人は雄弁になれるとの言い伝えがあります。
ブラーニーストーン
ブラーニーストーンにキスすると
雄弁になれるといわれています

ブラーニー城の周辺は美しい庭園になっており、散策やピクニックを楽しむ人たちでにぎわっています。ブラーニーは小さな村ですが、ホテルやB&Bなどの宿泊施設やレストランなどもたくさんあります。

コーブ
コーブの町並み
カラフルな建物が並んでいます
コーブ (Cobh)
コークから電車で30分ほどのコーク湾内に浮かぶ小さな島にあるコーブは、タイタニック号最後の寄港地となった町です。コーブの町中にはカラフルな建物が立ち並んび、いかにもリゾート地らしい明るくかわいらしい雰囲気です。
アイルランド・コーブ
コーブの町のシンボル
聖コルマン大聖堂

コーブのシンボルともなっている聖コルマン大聖堂は、島の小高い丘の上にある美しい教会です。ここにはアイルランドで最大の鐘楼があります。

ミドルトン (Midleton)
ミドルトン
ミドルトン蒸留所世界的に有名なジェイムソン
ウイスキーはここで蒸留されています

ミドルトンはコークから東へ20キロほどの町で、有名なアイリッシュウイスキー、ジェイムソンの蒸留所があることで知られています。

ミドルトン蒸留所ではアイルランドのウイスキー作りの歴史や、原料の麦からウイスキーができるまでの工程をガイドツアーで紹介しており、ツアーの最後にはウイスキーの試飲や銘柄当てクイズなどもあります。

また、アイリッシュウイスキー関連のギフトショップやレストランなども併設されているので、運転中でお酒が飲めない方も、休憩がてらに立ち寄るのも楽しいでしょう。

シャナガリー (Shanagarry)
コークから南東へ25キロほど、ケルティック海のバリーコットン湾にほど近いシャナガリー村には、世界でもその名を知られたバリマルー料理学校があります。バリマルー料理学校は、学校の有機農場や地元産の新鮮な素材を使った創作料理が有名で、試食付の一日体験コースから本格的な12週間のフルタイムコースまで様々なコースを開講しており、世界中から多くの人が料理を学びに集まります。
バリマルー料理学校
バリマルー料理学校
       バリマルー
ギフトショップでは、バリマルーの
レシピブックや調理用品も購入できます
       バリマルーハウス
バリマルーハウスに宿泊しますと
ゆっくり食事や散策を楽しめます

料理学校から4キロほど離れたレストラン兼ホテルのバリマルー・ハウスでは、宿泊者以外でも予約すればバリマルー料理学校のメニューを味わえます。バリマルーのレシピブックはアイルランド人にも人気があり、書店でも良く見かけます。

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バリマルーハウスのランチメニュー

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