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ゴールウェイ （Co. Galway）

もとはコリブ川の河口に開けた小さな漁村だったゴールウェイは、現在ダブリン、コーク、リムリックに次ぐアイルランド第４の都市で、ゴールウェイ市内の人口は約7万人（ゴールウェイ州全体の人口は18万人）アイルランド北西部を占めるコナート州の中心となる町です。 アイルランド西海岸沿いの多くの町で人口が減少している中、ゴールウェイだけは古い歴史のある町の一面を残しつつ、近年新しい産業や大学の開校などでアイルランド国内はもとより、ヨーロッパ内でも有数の速度で急速に発展しています。 ゴールウェイはコネマラ地方やロッサヴェリー、アラン諸島などへの観光拠点となる町で、特に夏場は世界中からたくさんの観光客でにぎわいます。

町の中心部には細い路地が入り組み、昔ながらの雰囲気をたたえた石や木の店構えの店がたち並んでいます。評判のレストランや、トラディショナルミュージックの演奏が聴けるパブもたくさんあります。

ゴールウェイ市内の東部には国立ゴールウェイ大学やゴールウェイ州立大学があり、ゴールウェイの人口の約５分の１を占める学生たちでにぎわっています。またゴールウェイには語学学校も多く、アイルランドへの語学留学生にも人気が高い町の一つです。

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ゴールウェイ（Galway）へのアクセス

電車

ゴールウェイのメインストリート 夏場は世界各国からの観光客であふれています 大道芸人やミュージシャンの パフォーマンスも見られます

鉄道駅エール・スクエアの東側にあります。

＊ ダブリン（ヒューストン駅）から　一日約5便　3時間　約21ユーロ
　　（金日　約30ユーロ）
＊ アスローンから　一日約5便　1時間　約21ユーロ
　　（金日　約30ユーロ）

バス
バスステーションは鉄道駅と同じくエール・スクエアの東側にあります。
バスエーランのインフォメーションセンターも併設されています。

＊ ダブリンから　一日約13便（1時間毎）　3時間40分　約11ユーロ
＊ アスローンから　一日約14便（1時間毎）　1時間30分　約10ユーロ
＊ リムリックから　一日約14便（1時間毎）　2時間　約12ユーロ
＊ コークから　一日約12便（1時間毎）　4時間15分　約16ユーロ

レンタサイクル
Celtic Cycle　 Queen Street Celtic Tourist Hostel の隣。
料金約13ユーロ／日（約50ユーロ／週）

その他 Kinlay House, Salmon Weir Hostel などでもレンタサイクルを扱っています。

ツーリストインフォメーション

細い路地が入り組むゴールウェイの町

エール・スクエア Eyre Square の北側約200メートルのところにあります。ゴールウェイだけでなく、アイルランド西部地方の観光情報が手に入る大きな観光案内所です。宿泊予約は2階で受け付けていますが、とくに夏場はとても混雑するので、宿泊施設の予約をしたいときは時間にゆとりを持って訪れたほうが無難でしょう。

ゴールウェイ市内は観光地だけにB&Bやホテルもたくさんありますが、夏場は混雑するので事前に予約されることをお勧めします。特に７月の最終週にはゴールウェイ競馬が開催され、宿泊施設がどこもいっぱいになってしまうので、この時期は早めの予約が必須です。

ツーリストオフィス前からはゴールウェイ市内、コネマラ地方、バレン高原、モハーの断崖などを訪れる各種ツアーが出発します。5月〜9月はコリブ湖とコリブ川のクルーズツアーも開催されており、これらのツアーの予約はツーリストオフィスで受け付けています。

また5月〜9月は、バスエーランでも同じような観光ツアーを開催しています。こちらの予約・問合せは、バスステーション内にあるバスエーランのインフォメーションセンターで受け付けています。

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ゴールウェイ（Galway）市内の旅行名所

ゴールウェイ大聖堂　Galway Cathedral

ゴールウェイ市役所からサーモン・ウェア橋を渡ったコリブ川の中洲にある壮大な聖堂は、1965年にボストンに住む枢機卿リチャード・クッシングが献納したものです。大聖堂内の床は大理石が使われており、シンプルで洗練されたインテリアを美しく引き立てています。

ゴールウェイ大聖堂　青いドームが目印です

大聖堂の内部

聖ニコラス大聖堂　St. Nicholas Cathedral

13世紀に建てられた由緒あるプロテスタントの教会。現在もなお実際に使われている教会としては、アイルランドでも最大の貴重な建物です。この間に何度か改築・増築が施されていますが、多くの部分は建築当初の姿を今でも残しています。ゴールウェイの有力者であったリンチ家の墓地もこの教会にあります。墓地の一角にある大きな墓石は、15世紀後半に自分の息子に殺人罪を宣告し、自ら絞首刑にかけたことで有名なジェームズ・リンチ知事のものと言われています。

ゴールウェイでは、毎週土曜日に聖ニコラス大聖堂周辺でストリートマーケットが開かれています。また、1年中さまざまなフェスティバルが行なわれており、特に7月半ばのアートフェスティバルの期間中は民芸品などが町のいたるところで売られていて、町中を歩いているだけでも楽しめます。

ノラの家　The Nora Barnacle House

リンチ家記念碑前の道を渡ったBowling Greenの一角に、小さなテラスハウスがあります。この家にはかつてアイルランドを代表する作家ジェームス・ジョイスの妻ノラ・バーナクルが住んでおり、ジョイスもしばしばここを訪れたそうです。現在はジョイスに関する資料館となっています。

リンチ城　Lynch's Castle

ショップ・ストリートとアッパー・アビーゲート・ストリートの交差点の一角に建つ灰色の立派な建物は、ゴールウェイを支配していた14の名家のうち、最大の勢力を誇ったリンチ家が14世紀に建てた居城で、町中にある城としてはアイルランドでも有数の美しさといわれています。現存部分の多くは17世紀初頭に改築されたもので、正面の石壁にはヘンリー7世の紋章やリンチ家の紋章などが刻まれています。現在はAllied Irish Bank の支店として使われています。

スペイン門（The Spanish Aｒch）とゴールウェイ市立博物館（Galway Museum）

左がゴールウェイ市立博物館 右がスペイン門です

コリブ川の河口にかかるウルフ・トーン橋の東側にあるスペイン門（1584年建設）は、かつてゴールウェイの港を囲んでいた防護壁の一部です。 ゴールウェイ市立博物館はスペイン門の近くにある小さな博物館。 大航海時代の生活を紹介した展示品が中心となっています。

ゴールウェイのおすすめパブ
	★モンローズ(Monroe's) ゴールウェイバスターミナルから南西へ徒歩１０分、Fairhill Street とUpper Dominic Street の交差点にあるパブ。 週末にアイリッシュミュージックのセッションが行われています。 また、アイリッシュダンスも見ることも出来ます。
	★キングスヘッド(The King's Head) ゴルウェイの中心部、High Street にある、３００年以上の歴史がある有名パブ。 ここでは毎日ジャズやロックなどの音楽イベントが行なわれていますが、中でも週末（金・土）のアイリッシュミュージックがおすすめです。
	★キーズ(The Quays) ゴールウェイ中心のQuay Street にある人気のパブ。 教会風の内装がおしゃれです。

ゴールウェイのおすすめレストラン
	新鮮な生牡蠣 ★マクドーノフス(McDonagh's) ゴールウェイ中心部のQuay Street にあるおすすめのシーフードレストラン。 店内の半分はフィッシュ＆チップスコーナーで、半分はレストランになっています。 おすすめはレストランコーナーにある生牡蠣、サーモンステーキ、シーフードクラムチャウダーなど。
	ゴールウェイ産の サーモンステーキ ★マクスウィガンズ(McSwiggan's) エールスクエア近く、Eyre Streetにある パブレストラン。　 店内は迷路のように入り組んでいます。 おすすめはサーモンステーキやデザートなど。
	★カッパヤ（Kappa-ya） ゴルウェイの中心部、Middle Streetにある日本食レストラン。 カフェのようなお洒落な雰囲気のお店で、日本人シェフが作る天ぷらや丼、お寿司が楽しめます。 日本の味でホッと一息つきたいときにおすすめ。
	★グリフィンズ (Griffi's Bakery) ゴルウェイの中心部、High Street にある人気のパン屋さん。 何でもおいしいのですが、特にソーダブレッドがおすすめです。

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ゴールウェイ郊外の旅行名所

ソルトヒル　Salthill

ソルトヒルはゴールウェイ市街地から約3キロ西にあるシーサイドリゾート地。長い砂浜が広がり、海水浴やサーフィン、シュノーケリングなどのマリンスポーツが楽しめます。このエリアには他にも屋内温水プール、子供向けの遊園地、テニスコート、ゴルフ場などの施設があり、家族連れに人気があります。

ゴールウェイ国立水族館　Galway Atlantaquaria

Seapoint Promenade

様々な水中生物の様子を楽しいディスプレイで説明しています。

アラン諸島　Aran Islands

アラン諸島行きのフェリーが出る ロッサヴィールの港

アラン諸島は現在でもゲール語を日常で使用する「ゲール・タハト」の一つで、ケルトの遺跡や初期キリスト教会の遺跡など古代アイルランド文化に触れることができます。 アラン諸島へは、ゴールウェイやロッサヴィール、ドゥーリンからフェリーが出ているほか、小型飛行機で行く事も出来ます。 アラン諸島の3島のうち、最大のイニシュモア島にはアイルランドの民族資料館があり、地元の人たちの生活を知る事が出来ます。また古代の要塞といわれるドン・エンガスも有名です。

古代の教会跡

アラン諸島の石積み アイルランドではいたるところで このような延々と続く石積みが見られます

アラン諸島はアイルランドの一大観光地として開発された島ですので、特にイニシュモア島にはホテルやB&Bもたくさんありますが、夏は混雑するので事前の予約をお勧めします。

ドン・エンガスのビジターセンター ここからドン・エンガスまで徒歩で約20分です

丘の上に見えるのが ドン・エンガスの砦です

ドン・エンガスの砦

砦の内部から見た崖 海面からの高さは約90メートルあります

コネマラ国立公園　Connemara National Park

コネマラ国立公園はウェストポートの南西部にあるアイルランドを代表する観光地の一つです。200ヘクタールを超える広い国立公園内には有名なカイルモア修道院や地元の人にも人気のウォーキングコースなどがあります。

コネマラ国立公園の周辺は羊の放牧地が広がっており、いかにもアイルランドらしい風景です。とくに春先の羊の出産シーズンには、かわいらしい子羊の姿がいたるところで見られますので、オフシーズンの一つの楽しみとなるでしょう。

コネマラ国立公園

カイルモア修道院　Kylemore Abbey

緑に囲まれた湖畔に建つ美しい姿で有名なカイルモア修道院は、１９世紀にイギリスの貴族が建てたマナーハウスです。現在のカイルモア修道院は寄宿学校と修道院として使われていますが、内部は一部が一般に公開されており、当時の貴族の生活ぶりがうかがえます。広い敷地内には聖堂や美しい庭園などもあります。

カイルモア修道院 湖のほとりに建つ美しい修道院です		内部は１９世紀のマナーハウスの様子が 再現されています		広い敷地には、聖堂や植物園、 寄宿学校などが点在しています

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